子供返り

回顧録は続きます。

父の葬儀あたりのことは、写真に撮ったように鮮明に記憶していることと、所々が空白もしくはぼやけていることがあります。

こうやって書くことによって思い出すことや、どなたかが仰ったように時間が経ってから思い出すことがあるのかもしれません。


父が老健から療養型病院に移ったのは容態が悪かったからなのに、母の中では週一の面会がもっと続くと思っていたようです。
自分が事故に遭ったということも含めて、いろんな事実を飲み込めぬまま父の死に対面したのだと思います。

私は葬儀の事務的なことを進めながら、母の精神的な変化が気になっていたので、母の言動はよく記憶しています。

お通夜のあと横になった母が
「ゆうこ、お父さんはどうして死んだん?」と聞きました。
私が「老衰」と答えると、母は「ふうん。」と答えました。
実は私自身も納得していなかったのかもしれません。
聞く相手を間違っています。


告別式が終わり父は火葬場に移され、いよいよお別れの時、喪主がボタンを押します。
係りの人に促され母が前に出ます。
その時の母の一言「ここ?」
係りの人がうなづくと母は何の躊躇いもなくボタンを押しました。
母がまるで子供のように見えました。


☆今日のまかない
牛肉とゴボウの混ぜご飯
鮭の塩焼き
胡瓜とわかめの酢の物
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★雑居ビルの谷間から見上げた夕べのミラクルムーン
電線に引っかかってる。
一生に一度?見られて良かった。
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Commented by わさお at 2014-11-06 19:07 x
火葬場のお別れで、喪主の人がボタン押すんですか?私の時は、最後に合掌したら勝手に運ばれました。自分が押すのって、複雑な気持ちですよね。
Commented by anatatoyu at 2014-11-07 07:15
>わさお君
うちはそうでした。
係りの人も嫌でしょうけどね。
扉を閉めると自動的にスイッチが入るようにすればいいのにね。
Commented by nendobu at 2014-11-07 09:41
うちは両親を早くに亡くしていますが
それぞれ喪主が押していました。
自動になれば、今度は最後にドアを閉める人とかが
選ばれる事になりそうですよね(^^;
あのボタンが押される一瞬の「間」を なぜか忘れられません。
Commented by anatatoyu at 2014-11-07 11:47
>nendobuさん
そうでしたか。
いろいろな記憶が後になって蘇ってくるのでしょうね。

話は変わりますが、nendobuさんのように早くに親御さんを亡くされた方はたくさんいらっしゃいますよね。
まだ物心もつかない時は別として、そこそこの年齢でそれを経験された方は人間として重みと言うか深みというか、どこか違うように感じて生きてきました。
私のように親は半永久的に元気だと勘違いして、この年まで生きてきた人間は成長しないのではないかと…
決して親に早く死んで欲しいと言う訳ではないのですが、人の死を早くに経験することは必要なことではないかと思うのです。
by anatatoyu | 2014-11-06 15:50 | 母のこと | Comments(4)

ふつうの暮らしのふつうのご飯、日々の出来事綴ります。


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