幸子さんが通う病院は4つ。内科(呼吸器科)、整形外科、眼科、耳鼻咽喉科。
いずれも自宅から徒歩10分圏内。
眼科と耳鼻咽喉科は向かい合わせ。
昨年あたりからのひどい喘息と、この春頃からの腰痛(圧迫骨折)で苦しんだことで、幸子さんはいつまでも一人暮らしはできないと観念して大阪に来たのだが、今ではほんとにそんなことがあったのかと思うような毎日。
耳鼻咽喉科も補聴器の件が一段落し耳鳴りのお薬をもらうだけ、眼科も定期検診と目薬をもらうだけで、両方とも2ヶ月に一度になった。
内科は月一の診察とお薬。
整形外科は最低月に一度行き、カルシウムの注射とひと月分の骨粗鬆症のお薬。
大阪に来た当初に比べたら病院通いもうんと楽になり、目下の課題は便秘と肩こりとなった。
今日は久しぶりの眼科。
うちの近くには眼科が少なくて、ここはいつ行っても満杯。
午前9時半からの診察に9時過ぎに病院に着くと、すでに先客3人で4番目。
眼科が終わったのが10時過ぎ。
寒くなったので何度も出て来るのが億劫と、ついでに整形外科も受診。
あまり肩こりを訴えるので、先生がリハビリルームでマッサージをして帰ってはどうかとおっしゃる。
リハビリの看護師さんに、耳が遠いことをお伝えして一人でマッサージルームに入って行った幸子さん。
そんなに大きな病院ではないし、幸子さんの大きな声は待合室までまる聞こえ。
自分はこの春うどん県から大阪の娘のところに来たこと。
大阪に来て、喘息も腰痛も良くなったこと。
でも大阪には喋る友達が居ないこと、などなど。
気の毒なのは話を聞かされる看護師さん。
最後のほうでは「娘も忙しいから…」と聞こえた。
帰りの道で話を聞くと
「またいつでも来てくださいって言うたから、これからは一人で行くわ。」と幸子さん。
あえて返事はしなかったが、それが一番困るのよ〜。
信号無視したり見切り発進したり無茶苦茶なんだから。
自分が事故に遭ってること忘れてるんでしょう。
☆今日のお昼ご飯
おでん
豆腐とエノキの味噌汁
病院に時間がかかることも想定して、朝からおでんを煮込んでいた。
ご飯はタイマーで。
帰宅したら11時を回ってたので、おでんに再び火に掛け、慌ててお味噌汁を作り、いつもの時間、11時半に「ご飯!」と言うと、「まあ、作るん早いなあ。朝から炊いてたんな?」
あったりめーよ!
私を誰だと思ってるんよ。
大根もコンニャクも店で下拵えして持って帰るのからできるのよ。
見えないところで細かい仕事してるのよ。
知らないだろうけどね。