煙草と父

ヘビースモーカーでお髭のOさんもお元気です。
うちに来られる回数は少し減りましたが、だからと言って飲みに出てない訳じゃなく、あちこちで飲んでるみたいです。

うちには一人のことが多いけど、昨日のようにたまに4、5人のグループで来られることもあります。
その人の性格は一人の時にわからなかったことが、多勢の中にいると見えて来ることがあります。

Oさんについては、少し前から気になることがあります。
誰が居ようと構わずヘビースモーカーなのは一人でも多勢でも同じです。
でも昔馴染みの間柄だから良いという問題ではないです。
煙草を吸わない人が居れば、風の向きや煙の流れなんかを気にして欲しいです。
お皿を下げに行くと、取り皿やそこらじゅうに煙草の灰が落ちています。

それから食べ方ですが、誰よりもたくさん食べます。
料理が出て、人数分の個数があるものなら、自分のお皿に取るのは一つでしょう。
Oさんは自分の前にあるものは、いくつでも食べます。
人が頼んだ物でも先に箸を付けます。
他の人に勧めたりしないのです。

誰と来てもOさんが一番年上だから、誰も何も言いません。
でも普通は若い人に「どうぞ」って言うのが年長者の役目でしょ。
皆が一つの話をしていても、ひたすら煙草を吸うか、口がモグモグ動いてるか…
大丈夫?Oさん。

年を取ったからか昔からそうだったかわからないけど、Oさんには二人もお嬢さんがいるのに注意されないのかな。
もし私の父があんななら、私はぎゃあぎゃあ怒ってますわ。


☆今日のお昼ご飯
ドライカレー
豆腐と白菜の味噌汁
きゅうりぬか漬け
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朝一番に幸子さんと買い物に行き、お花と父が好きだった柿を買って来てお供えしました。

私の父もヘビースモーカーでした。
大阪の私の家に泊まる時は、煙草を吸うたび私は怒ってたように思います。

でも、三年前の今日亡くなるまでの二年あまりは、父は煙草を吸うことも忘れていました。
来月で84歳になるという、台風が来る朝のことでした。





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by anatatoyu | 2017-10-13 13:00 | 暮らし | Comments(10)

カウカウ鳴く鳥

涼しくなってから、幸子さんの散歩の為に、ほとんど毎日買い物に行くようになりました。

毎日行くので、その日の特売の欲しい物と、その日か翌日に必要な物くらいしか買いません。

幸子さんが大阪に来た頃は、買い物に行くと「あれ買おうか?これは美味しそうや。安いから買っとけばいいやん。」とか言って、うどん県で居た時に思いつくままカゴに入れていたような買い方をしようとしました。
以前の実家の冷蔵庫冷凍庫は、ここに何度も書いた通りグチャグチャでした。

そんな買い方は一月あまりのことで、すぐに買い物の主導権は私に移り、幸子さんは荷物持ちになりました。
今はどこのスーパーでも私の後に着いて来てます。
幸子さんの目が輝くのは、おやつの売り場だけ。
それもある程度は私の検閲を受けますけどね(笑)

私がレジで並んでる間、幸子さんは荷造りするところを場所取りしてます。
備え付けの小さなビニール袋を何枚か取りながらね(笑)
幸子さんのシルバーカーは物がいっぱい入るのです。

☆今日のお昼ご飯
鰤の照り焼き
じゃこおろし
白菜浅漬け
揚げと椎茸の味噌汁
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昔、父が母に言った言葉を時々思い出しては一人笑います。
「お前は何でも買う買う言うて、カラスか。」
上手いこと言ったものです。
その母も最近は「カウカウ」とは鳴かなくなりました。
もうすぐ父の祥月命日です。




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by anatatoyu | 2017-10-11 13:00 | 母のこと | Comments(10)

彼岸花

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幸子さんが整形外科に行く道の公園に咲く曼珠沙華。
ついこの前まで影も形もなかったのに、毎年気がつけば咲いている。
根っこはちゃんと残っているのですね。
お彼岸の頃にはしっかり咲く「彼岸花」
偉いなあ。
何故か子供の頃から好きな花です。


☆今日のお昼ご飯
かれいの煮付け
かぼちゃサラダ
白菜と豆腐と卵の味噌汁
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三年前に逝った父の遺骨は大阪の母の部屋にあります。
一心寺さんに納骨する予定ですが、来月の月命日あたりと思っていたら、まだしばらく置いておくと幸子さん。

一緒がいいとか嫌だとか、その時々で言うことが変わります。
父も苦笑していることでしょう。




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by anatatoyu | 2017-09-25 13:35 | 暮らし | Comments(14)

勝ったら、もう一杯

幸子さんのことばかりで、店の話はないのか?
ないのですねえ。
ってか、めちゃくちゃヒマな毎日なんです。

6月って毎年こうなん?と思って、昨年の閻魔カレンダーを見るとそうでもない。
また一段と、お客さんの高齢化が進んだってことかしら。

そんな中、相変わらず出席率がいいのは、ヘビースモーカーでお髭のOさん。
本人いわく「病人で死期が近い80歳」
ホントは78歳です。
病人で死期が近くても、お酒もタバコもやめられない食欲もある後期高齢者。

昨日もOさん一人。
阪神戦のラジオをイヤホンで聞きながら、ちびちび飲みます。
ごくごく飲まれたら、帰り道が心配ですから。

たいてい来られてすぐに
「ビールでも飲んでよ。」と言ってくださるので乾杯します。
あとはひたすらラジオに集中されるので、私も仕方なく隣りに座って、スマホで試合の行方を見守ります。

9回の裏、相手が点を入れなければ阪神が勝つという場面。
「勝ったら、もう一杯飲んでな。よし!勝った!!」
乾杯〜!

私は父と野球を見たこともない、父がどこのファンだったかも知らない。
でもよそのお父さんと野球を聞き、勝ったから乾杯。
もっと父に親孝行すれば良かった。

それにしても、後期高齢者に頼ってるようでは、店の行く末も危ないな。
ま、いいか…と、思った昨夜。


☆今日の幸子さんのお昼ご飯
茄子とひき肉のカレー オクラのせ
キャベツのコールスロー
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昨日の帰り道に見た月。
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今夜はストロベリームーン。
いろんな月があるのですね。



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by anatatoyu | 2017-06-09 16:00 | 店のこと | Comments(8)

雨の夜は鍋

朝から冷たい雨の降り続いた日曜日。
この冬始めてエアコンの暖房を入れた。

お昼は久しぶりにイオンに行った。
でも品数が多いけど、やっぱり全般的に高い。
結局、激安のサンディに寄って夕食の買い物。

山ほどの洗濯ができたのは、ようやく雨が上がったすっかり暗くなってから。

日曜の夕飯は鍋の出番が多くなる時期だけど、私は本当は好きじゃない。
すぐにお腹がいっぱいになってしまうから。

今日は、鶏肉と牡蠣。
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鍋に鶏肉を入れるのも久しぶり。
子供の頃、実家ではしょっちゅう鶏肉の水炊きだった。
父が好きだったからだ。

夕飯が鶏肉の水炊きのたびに、私はがっくりきていたのを思い出した。
私の鍋嫌いは、その辺に原因があると思う。





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by anatatoyu | 2016-11-27 23:40 | 休日の夕飯 | Comments(14)

大人の和みって

こんばんは〜

今日も蒸し暑い大阪でした。
お昼は30℃を超える夏日だったの。
たまらんわ〜

晴れ間はあっても湿度が高いので、洗濯物の乾きも悪い。
ずっとお天気悪いので、家の中の空気も澱みがち。

そう言えば、お部屋の消臭剤が残り少なかったわね。
新しいの買って来ました。
いつもソープの香りとか無難なの買うのだけど、気分転換に珍しいの買ってみました。

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「大人の和み空間」
なんか和みそうじゃない?

夕方に開けて寝室に置いてみました。


なんかね、匂いがね、懐かしいと言うか、田舎くさいというか…

ようやく、わかりました、何の匂いか。



お仏壇の匂い!!


次の週末は父の三回忌でうどん県です。
今夜は父の夢でも見るかしら?

皆さんも、良い夢を見られますように。
おやすみなさい。








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by anatatoyu | 2016-10-02 22:05 | 暮らし | Comments(13)

心に残る言葉

先日の周年ウィークにご夫婦で来てくださったYさんのお宅も、長男夫婦。
お二人とも、私より二つほど年上。

ご実家へは高速を飛ばして一時間ちょっとで近いもんだとおっしゃるが、そんな道路が通ったのはここ数年のこと。
それまでは雪の時期には苦労されていたことと思う。

奥様のご実家へも同じくらいかかるのだろうか。
両方ともお母様がご存命で、Yさんのお母様は二年ほど前まで海沿いの大きなお家で、90歳を過ぎてお一人暮らしだった。
お父様は早くに亡くなられたと聞いている。

そして今、お母様は介護施設におられるが、それはご自分から施設に入ると言われたのだそうだ。
それがすごいと思う。

たいていの家は、子供が親の介護に疲れたり、介護ができなかったりで、嫌がる親を説得して預けるものだと思っていた。

こちらのお母様は奥様とメールの交換ができたり、俳句を詠んでは毛筆で達筆に書かれるほど、頭がしっかりしておられた。
賢い人は自分の行く末を自分で決めるのだと思った。
あの柴田トヨさんもそうだった。

さて、その奥様があの日に言われた幾つかの言葉が頭に残っている。

「海沿いの大きなお家はどうされるんですか?」の私の問いに
「私は帰りません。帰っても友達一人もいませんもの。」

それは私が岐阜へは行かないことにも通じるし、私が実の母に大阪に来いと言っても母が応じないことにも通じる。
ほんとに、その一言に尽きるのだと思う。

このご夫婦は旅行がお好きで、今もあちこちお二人で行かれる。
うちのオットなんか、ここ数年、一泊以上の旅行には行かない。
いつなんどき、親に何があるかわからないと思っているのだ。

いつか、ここにも書いたことがあるが、親の為に自分のやりたいことを我慢して、電話の音に耳を澄まして暮らすのは嫌だ。

奥様はこうおっしゃった。
「北海道でも沖縄でも、何かあったら遅くても翌日には帰って来られるでしょ。」
そう、そのくらいの気持ちでいたい。
いや、オットにはいて欲しい。


私の母はこうも言った。
「親の死に目に会えるか会えないかは、その親と子の運命。
どんなに離れていても、会える人は会える。
近くで居ても会えない人は会えない。」


二年前、病院ですでに終末期医療を受けていた父と面会した日は、四国に台風が近づいていた十月のある日だった。

面会と言っても、本人に私たちが認識できる状態ではなく、最初に目を開けて何かを喋ったあと、そのまま眠ってしまった。

私たちはしばらく父の顔を眺めていたが、起こすことなく病院を後にしました。
おそらくそのまま目を開けることはなかったのだろう。
翌早朝に病院からの電話で危篤と知らされた。

その日は夕方に実家を出る予定だったが、台風が接近するとマリンライナーが止まるので、お昼前には出発するかとオットと話していた矢先だった。

案の定、亡くなった日の午後からはJRも止まり暴風雨となった。
もし父が同じ日の午後に危篤となれば、本州に渡ってしまった私たちは、四国に行く術もなく時をやり過ごしたに違いない。

私たちが病院に着いた時には、父は虫の息だったが、確かに生きていた。
父の世話を他人任せにした親不孝な私でも、父は怒ってなかったのかも知れないと、その時少しだけ心が軽くなった。

来月、三回忌を迎える。




☆今日のまかない
カンパチのあら炊き
シュウマイ(市販品)
茗荷と大根の胡麻ドレッシング
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さて、残る三人の親の死に目に、私たちは会えるのだろうか。





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by anatatoyu | 2016-09-21 15:40 | 暮らし | Comments(10)

まいどあり〜♪

夜中に何度も起きる義父。
トイレだけではありません。
別の部屋で寝てる義母にわざわざ話しかけたり、表に出たり。
その度に目がさめる。

最終的には午前4時過ぎ、朝刊を取って表を掃き掃除。
そりゃ昨夜布団に入ったのは午後6時ですから。
午前6時にはまた義母に、ご飯がどうとか喋ってるので、オットと二人で起きました。

朝はお味噌汁を作り、昨日の残りで簡単に。7時前。
8時コーヒータイム。

いつご飯を食べると言い出すかわからない義父の為に、冷凍室のタケノコで炊き込みご飯とスナップえんどう卵とじ。
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ご飯は二合のお米に三合の水加減がちょうど良いらしい。

ご飯が炊き上がったことを義父に告げると
「まだいい。みんなが食べる時でいい。」なんて言った口の下で食卓に着きました(笑)
「おーい、まま食べるぞ〜」に応えたのは義母だけ。
こういう時は二人だけにしときます。
炊き込みご飯好きな二人はお代わりしてました。

オットはストーブ二台の掃除中。
まだ10時ですから普通は食べません。
義父は昼からお出かけです。
慰霊祭に出席するそうです。

お昼用に冷麺を用意してましたが、どうせバラバラに食べるのがわかっていたので、オットのお昼に合わせて四人分。
二人分はラップしときます。
これが11時。
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私たちが食べている頃、義父は出かける用意を始めました。
オットが手伝い、ネクタイやベルトを締めてあげました。
帽子は白よりグレーがいいよと言うと素直に聞きます。

「まだ早いよ。」の声も耳に入らず
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午後11時半、行ってしまいました。
慰霊祭は午後1時からですが…。
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★岐阜に帰ってのお金の話
あまりしてないと思いますが、不甲斐ない息子夫婦だし、義父と義母がどのような相談かもわかりませんが、私たちにお金をくれます。

それは結婚して間なしから、定額でもないし労働の深さからでもありません。
義父と義母それぞれのその時の気持ちのようです。
最初は交通費の足しにしてくれ、でした。
義父はオットに、義母は私にです。

義父がオットにお金を渡す現場はあまり見たことがありません。
親の気持ちでしょうが、義父が脳梗塞で倒れてからは、オットには収支報告を書くように言いました。
運賃とか、オットが買い物をするものはそこからマイナスします。

岐阜に帰る日、私は私なりの献立を考えますが、冷蔵庫冷凍室の状態で変わります。
でも多少変われど買い物には行きます。
その買い物は、ある意味私の息抜きでもあります。

その時に、義母が必ずお金をくれます。
昔々は忘れましたが、ここ数年は一万円。 私が考える献立のためだけではなく、母から頼まれる買い物も込みの金額です。
たいていアルコールも含め五千円近い買い物をします。
そして義母はお釣りを受け取りません。
だからと尚更ケチらずに買い物をして、冷蔵庫に入れて帰ります。

それが、最近増えました。
前回の初散髪は3枚(五千円札)。
そして今回。
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この差はなんでしょう??

私はいつも素直に有難くいただきますが、散髪をもっと上達せねばいけませんかねえ。


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by anatatoyu | 2016-05-22 20:50 | 帰省 | Comments(16)

父と雛祭り

月命日でもないのに、朝から何度も父のことを思い出す。
元気な頃の父ではない。
施設や病院でいた頃の父。


今日はお雛祭りなので、ちらし寿司を作ろうと数日前から思っていた。
そういえば、お雛祭りの頃によく思い出すことがあった。

私が小学生の頃だったと思うが、一度父がちらし寿司を作ってくれたことがあった。
そのお寿司を薄焼き卵で巻いて、その上に火箸を焼いて貝
のように焼き目をつけてくれたもの。
焼き目をつけるのを見ていた記憶がある。

それを朝から何度も繰り返し考えていたら、あんなお寿司を作ってくれたのは、果たして本当に父だったのかと思い始めた。
自分が釣って来た魚をさばくことはあっても、お茶ひとつ沸かしたことのない人だったのに。

その卵巻きのお寿司を何度も思い出していたのに、この年になって、もしかしたら自分の記憶違いではないかと思うようになるとは。

施設で一日中車椅子に座り、薄らぼんやりしていた頭で、父はどんな思い出を食べて生きていたのだろうかと思うと泣けてくる。

できることなら、ずっと一緒にいて、昔話をしていたかった。



☆今日のまかない
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思い付きでやってみたけど、綺麗に焼き目が付かんかったよ、お父ちゃん。
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母が交通事故に遭った前の月、父の誕生日に帰省したおり、漫画カメラで撮ったもの。
顔がほころんでいる。
たぶん写真を見ていたのだと思う。
普通に話ができたのは、この日が最後だった。

そういえば、父にちらし寿司を作って食べさせたこともなかったなあ。










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by anatatoyu | 2016-03-03 15:45 | 暮らし | Comments(18)

ふつうの暮らしのふつうのご飯、日々の出来事綴ります。


by ゆう