子供返り
2014年 11月 06日
回顧録は続きます。
父の葬儀あたりのことは、写真に撮ったように鮮明に記憶していることと、所々が空白もしくはぼやけていることがあります。
こうやって書くことによって思い出すことや、どなたかが仰ったように時間が経ってから思い出すことがあるのかもしれません。
父が老健から療養型病院に移ったのは容態が悪かったからなのに、母の中では週一の面会がもっと続くと思っていたようです。
自分が事故に遭ったということも含めて、いろんな事実を飲み込めぬまま父の死に対面したのだと思います。
私は葬儀の事務的なことを進めながら、母の精神的な変化が気になっていたので、母の言動はよく記憶しています。
お通夜のあと横になった母が
「ゆうこ、お父さんはどうして死んだん?」と聞きました。
私が「老衰」と答えると、母は「ふうん。」と答えました。
実は私自身も納得していなかったのかもしれません。
聞く相手を間違っています。
告別式が終わり父は火葬場に移され、いよいよお別れの時、喪主がボタンを押します。
係りの人に促され母が前に出ます。
その時の母の一言「ここ?」
係りの人がうなづくと母は何の躊躇いもなくボタンを押しました。
母がまるで子供のように見えました。
☆今日のまかない
牛肉とゴボウの混ぜご飯
鮭の塩焼き
胡瓜とわかめの酢の物
★雑居ビルの谷間から見上げた夕べのミラクルムーン
電線に引っかかってる。
一生に一度?見られて良かった。
父の葬儀あたりのことは、写真に撮ったように鮮明に記憶していることと、所々が空白もしくはぼやけていることがあります。
こうやって書くことによって思い出すことや、どなたかが仰ったように時間が経ってから思い出すことがあるのかもしれません。
父が老健から療養型病院に移ったのは容態が悪かったからなのに、母の中では週一の面会がもっと続くと思っていたようです。
自分が事故に遭ったということも含めて、いろんな事実を飲み込めぬまま父の死に対面したのだと思います。
私は葬儀の事務的なことを進めながら、母の精神的な変化が気になっていたので、母の言動はよく記憶しています。
お通夜のあと横になった母が
「ゆうこ、お父さんはどうして死んだん?」と聞きました。
私が「老衰」と答えると、母は「ふうん。」と答えました。
実は私自身も納得していなかったのかもしれません。
聞く相手を間違っています。
告別式が終わり父は火葬場に移され、いよいよお別れの時、喪主がボタンを押します。
係りの人に促され母が前に出ます。
その時の母の一言「ここ?」
係りの人がうなづくと母は何の躊躇いもなくボタンを押しました。
母がまるで子供のように見えました。
☆今日のまかない
牛肉とゴボウの混ぜご飯
鮭の塩焼き
胡瓜とわかめの酢の物
★雑居ビルの谷間から見上げた夕べのミラクルムーン
電線に引っかかってる。
一生に一度?見られて良かった。
by anatatoyu
| 2014-11-06 15:50
| 母のこと