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消えた女友達

私にはあまり親友と呼べる友達がいない。

中学や高校の卒業のとき、肩を抱き合い号泣した友達でさえ、いつしか疎遠になる。
うどん県を離れて、しばらくは手紙をやり取りをしていた人も、お互いの環境が変わっていけば、気がつけば年賀状のやり取りさえ無くなっている。

他の人がどうなのかはわからないが、私に親友と呼べる人がいないのは、私自身に問題があるのではないかと、若い頃からずっと思っている。

でもそれをあまり悲しいこととも思わずに生きてきた。
どんなに愛しい子供とだって、どんなに素晴らしい伴侶とだって、誰一人として一生繋がっていることなんてできないものと思っているから。


数年前、私の周りから三人の女友達がいなくなった。
正確に言えば、女友達と言うよりは三人とも年下で店のお客さんだった。
今思えば三人とも同じ年頃で、三人ともそこそこに綺麗な人達だった。

一人だけ結婚していた。子供はいない。
共働きで忙しい人だったけれど、お酒が好きで強くて収入もあったから、うちでもよくお金を使ってくれた。

家にも何回か来てくれたり、私たち夫婦とあちらの夫婦で京都で遊んで一泊したこともあった。
私はとても好きな彼女だった。
でもある年の彼女の誕生日を境に来なくなった。


二人めの彼女は、お客さんが連れて来ていた人で綺麗な独身だった。
エステやブランドが好きそうで、女友達と海外旅行もよく行っていた。
彼女に誰かいい人をと考えた時期もあったが、いつもニコニコと肩透かしされて、どんどん難しい年齢になっていた。

彼女も家に来たことがある。
一緒に飲み会やカラオケにも行った。
でも美しさゆえか社内では良からぬ噂もあったようだ。
そして一番めの彼女と同じ時期くらいから来なくなった。


三人めの彼女もお客さんが連れて来た人。
一人暮らしだが、高齢のご両親とは目と鼻の先に住んでいた。
高給取りだったので、いつもいいお洋服を身に纏い、高級なお店に食事に行っていることをFacebookに投稿していた。

彼女には長い不倫相手がいた。
でもそのことを私は特にとやかく言ったことはない。
私のことも慕ってくれていたようだったのに、やはり同じころから来なくなった。


三人が来なくなった理由は、それぞれに思いあたることがある。
でもたいしたことではない。
いや、たいしたことではないと言うのは、私の考えで、彼女らに取ったらたいしたことだったのだろう。

でもそのたいしたことの後に、彼女らからは何の一言も言って来なかった。
だから私も「どうしたの?」とは三人に聞かなかった。

お互いに胸のうちを明かさぬまま疎遠になった。
でもほんとにちっぽけなこと。
そして不思議なことに三人は同じ血液型。




☆今日のまかない

土曜日なので簡単に(いつも簡単だけど(笑)
牛丼〜
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★長いこと生きていれば、いろんなことがある。
もともと人に思い入れが強い私。
でも知らぬ間に転ばぬ先の杖をつくようになってしまった。

三十で人生が変わり始めたころ、いや変えようと思い始めたころ、実印を作るときの印鑑屋さんが四柱推命で私を占ってくれた。
「商売はそこそこ成功するが、飼い犬に手を噛まれることが多い。」
そんなことを言われたと記憶している。

噛むより噛まれるほうが良いけれど、やはり噛まれたら痛いので、深入りしないようにしてきた結果かなと自己判断している。


本日は営業です。
皆さんは良い週末を〜


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by anatatoyu | 2015-06-27 15:50 | 私のこと

ふつうの暮らしのふつうのご飯、日々の出来事綴ります。


by ゆう