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認知症

月曜日に今年2度目の徳兵衛さんご来店。
開店当初から座る席は決まっているのに
「どこに座ったらいいの?」とおっしゃる。

あらら、もしかして認知症が進んでる?と思いお顔を正面から見ると、やはり目が虚ろ。
胃を全摘されて以来、ほんの少しの量しか食べなかったのに、火曜日には
「餌をおくれ。」と言って、黙々と食べる。

これは後になってわかったことだが、私の父の認知症が始まった頃の写真は、父の目はカメラの方を見てはいるものの虚ろだった。
また、菓子パンを何個か買って置いたら、一晩のうちに全部食べたりしていたと、母から聞いたこともある。

私とあんみつ姫が喋っていたら、耳の遠い徳兵衛さんが
「俺の悪口言ってるの?」と聞く。
これも認知症の症状と思うが、被害妄想になったり、急に怒ったり。
うちの父にもあった。

徳兵衛さんは会社でも、他の人の靴を履いて出掛けたとか、電話の話がわからないとか、毎年やって来たことを忘れていたりするそうだ。

認知症は徐々に進行するものだから、一緒に住む家族にはわかりにくいし、家族には認めたくない気持ちがある。
でも、ただの物忘れで済ませない時が必ずやって来る。

こういう状況を離れて住む息子に時々知らせる。
息子は、この前会った時はそんなことはなかったと言うが、たまに会う息子の前では父親は頑張るのだと思う。

徳兵衛さんはどうなっていくのだろう。


☆今日のまかない
アジの南蛮漬け
筍ご飯
粕汁
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風が強くて寒い大阪。
この三連休はうどん県。
第2弾の荷物を作る。
母には今の所認知症の兆候は見られないけど、この先はわからない。

子供のところに引き取られる親を「呼び寄せ老人」と言うらしい。
あまり良い呼び方ではない。
何よりも、そうすることで親の認知症が発症する可能性があると、書いてあることが多い。
母には頑張って貰いたい。




by anatatoyu | 2017-03-15 15:45 | 暮らし

ふつうの暮らしのふつうのご飯、日々の出来事綴ります。


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