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元歌は哀しいものだった

「思い出のグリーングラス」と言えば、ギターを弾きながら森山良子さんが歌うのを思い出します。
都会で暮らす若者が、故郷の丘の緑の草原を懐かしむ歌のように思っていました。

ところが、元歌は「処刑の日を迎える死刑囚の歌だった」と、先日のラジオで知りました。

それで思い出したのが「愛しのクレメンタイン」という歌です。
「オーマイダーリン、オーマイダーリン、オーマイダーリン、クレメンタイン」

日本では「雪よ、岩よ」の「雪山讃歌」、山男の歌として有名ですが、元歌はこちらです。

クレメンタインは川で溺れて死んでしまいます。
それを哀しんだ父親の気持ちを歌にしたもののようです。(諸説あります)


「クレメンタイン」というお酒があります。
店のボトル棚に今もありますが、中身は空っぽ、ボトルの主は29歳で亡くなったマスターの後輩君、バイク事故でした。

「思い出のグリーングラス」から「愛しのクレメンタイン」を思い出し、このボトルを思い出したのです。
こんな曰く付きのお酒を飲まなければ、彼は死なずに済んだのではないかと思うこともありました。

「今月は月命日か?」とマスター。
彼が亡くなったのは、16年前の7月12日でした。

「たまには僕のことを思い出してよ。」と彼が呟いたのかも知れません。
ボトル棚の隅で…。
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by anatatoyu | 2017-07-07 13:30 | 暮らし

ふつうの暮らしのふつうのご飯、日々の出来事綴ります。


by ゆう