計算違い
2018年 07月 12日
昨日のお話です。
幸子さん週一の整形外科に行きました。
カルシウムの注射をするためです。
先週は火曜日ですごく混んでいたので、今週は水曜日にしてみたら、めちゃくちゃ空いていて、あっと言う間に終わりました。
さて困りました。
整形の帰りに買い物に寄ろうと思っていたスーパーは10時のオープン。
まだ30分以上もありましたが、買い物もしたいので、ぼちぼち歩いてスーパーの前で座って待っていようと病院を出ました。
スーパーまで10分とかかりません。
幸子さんはシルバーカーにストッパーをかけて、スーパーの前で座りました。
だいぶ太ってデッカいお尻ですが、何とか入りました。
待っている間に空を見上げたら
レースのような薄い雲が広がっていました。
ここはマンションに囲まれています。
右下のマンションはこの夏には入居が始まる巨大マンション群の1つです。
大阪に来てしばらく、幸子さんは散歩するたびに
「凄いなあ、マンションだらけやなあ。」を繰り返していましたが、今では見慣れた風景になったようです。
スーパーの開店を待つ30分は長いです。
(あーあ、家に帰れば良かった)と何度も後悔しましたが、後の祭り。
あと15分くらいになった時、幸子さんがボソッと言いました。
「う◯ちしたくなってきた。」
えーっ!?
だから病院を出る時に、トイレは?って聞いたのに。
「帰ろうか?」と聞くと
「買い物して帰る。」と言う。
スーパーが空いたらトイレを借りようと、幸子さんが言いました。
その店は小さなスーパーなので、店内にお客さん用のトイレはありません。
従業員用のトイレはあるでしょうけど、開店までまだ15分くらいあります。
「待てる?」と聞くと、スーパーの裏口にトイレがあるやろと言い、見に行こうとしました。
例えあったとしても、この開店前の商品搬入の忙しい時に、私はそんなことを言えません。
「どこかでトイレ借りられないかなあ。」とキョロキョロする幸子さん。
危うくなってきた様子、でもそんなお店はありません。
あと10分。
「10分あったら家に着くよ、帰ろう!」と言っても「帰らん!」と言う。
こちらのお腹までおかしくなりそうでした。
ガラス越しに何度もスーパーを覗いているうちに、やっと10時。
見慣れた女の店員さんが、自動ドアを開けると同時に
「すいません、トイレお借りできますか?」と聞いたのは私です。
「はい、奥の扉を開けて入ったところにあります。」
幸子さんを誘導して奥の扉を開けました。
スーパーの舞台裏、でもトイレは?
搬入していた人に聞いて、ようやくわかりました。
幸子さんが入りました。
しばらくして水を流す音が聞こえました。
「間に合った?」
「うん、綺麗なトイレやったわ。」
その辺りにいた方みんなにお礼を言いながら、店内に戻りました。
☆今日のお昼ご飯
ゴーヤーチャンプル
卵豆腐
家に帰り着くと、オットが言いました。
「大変やなあ。」
大変でした。
by anatatoyu
| 2018-07-12 17:20
| 母のこと