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読了 「落陽」& オマケ

さて、朝井まかてさんの作品で文庫本で出版されているものを読んで来ました。
私がわかる限りではこれが最後、11冊目です。

本の帯に「平成の天皇から新天皇へ。まさに、いま読むべき一冊。」とありますが、この作品は平成28年7月に刊行されたと後ろ書きにあるので、その頃はまだ平成天皇がご退位される話は世に出てなかったと思います。
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明治天皇が崩御され、亡骸は天皇の御意志に添い京都の伏見桃山陵に葬ることになった。
それでは天皇のご遺徳を永遠にしのび御霊を祀る場所を東京に作ろうと、神宮造営を計画した渋沢栄一ら東京の政財界人。

ところが「神宮の森」を作るためには、スギ、ヒノキなどの針葉樹でなければならない。
東京は常緑広葉樹林帯に属し針葉樹が育ちにくいと、帝国大学の林学者 本郷高徳は反論。
しかし計画は進んで行く。

神宮造営へと人々を向かわせたその根源は、いったい何であったのか。
三流新聞の記者、瀬尾亮一は問い続ける。

それは「明治を生きた人間」たちが、東の都に下ってくれた青年への郷愁であり感謝の念ではないか。

青年が御簾越しに見たのは江戸の町の寂れようである。
この荒れ果てた地が、かつては京や大坂をしのぐ繁華を見せた町か。
旧幕兵との戦いは続いていた。

「幼冲の天子」と呼ばれた青年は数え十七歳、明治元年十月十三日、東京に入り二重橋を渡った。
江戸城は皇城と改称され、東京の皇居と定められた。

天皇の徳を懐ひ
天皇の恩を憶ひ(夏目漱石の奉悼の言葉)

【明治神宮の森】
創建は大正九年
祭神は明治天皇とその后、昭憲皇太后。
現在は面積約七十万平方メートル、樹木は二百三十四種 三万七千本
そのほとんどが全国からの献木による。

(本文、解説より抜粋させていただきました。)

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早くに読み終えていましたが、なかなかブログに書けませんでした。
難しい内容でしたが、折も折、天皇というお立場をほんの少しわかったような気がします。

朝井まかてさんの文庫本が無くなったので、これより先は図書館に行かなくてはいけません。
図書館なんて半世紀ほど行ってない(笑)
連休明けですねえ。

★オマケ
店の厨房の隅っこにある「朝井まかて文庫」
一冊「恋歌」はお貸ししましたが、これは返って来ないでしょう(笑)
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昨日、新聞社の前で貰った号外
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☆昨日のお昼ご飯
焼き飯
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★昨日のお弁当
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☆今日のお昼ご飯
鰤の照り焼き
切り干し大根
胡瓜のぬか漬け
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★今日のお弁当
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明日からは四連休です。



by anatatoyu | 2019-05-02 13:00 | お気に入り

ふつうの暮らしのふつうのご飯、日々の出来事綴ります。


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