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ゆうさんちのご飯日記

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カテゴリ:お気に入り( 55 )

読了 「オルゴォル」

朱川湊人さんの本は2冊目です。
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関東のマンモス団地に母親と二人で住むハヤトは小学四年生。
公園で時たま見かけるトンダ爺さんから頼まれて、古いオルゴールを鹿児島のある女性まで届ける約束をしてしまう。
往復の運賃として二万円貰うが、ほんとのところは新しいゲーム機を買うお金が欲しかったからだ。

でも一人暮らしのトンダ爺さんはその数日後に団地の自分の部屋でひっそりと死んでしまう。
鹿児島までの運賃を使い果たしたハヤトはオルゴールを持ったまま悩むが、大阪に住んでる別れた父に相談しようと思い立った。

ハヤトの両親が離婚した原因は、あるお菓子の会社の内部告発、これは実際あった事件。
大阪に着いたハヤトが見たのは、福知山線の脱線事故の現場。
そして、ひょんなことからハヤトを鹿児島まで連れて行ってくれることになったサエさんと訪れた広島の原爆ドームや原爆資料館。
そして鹿児島の知覧の特攻平和記念館。
「こんなことがあったこと、こんな人たちのことを絶対忘れたらあかんよ」とサエさん。

不思議な何かに導かれ、オルゴールを渡すべき女性と出逢えた。
出逢えたが…
鹿児島から帰ったハヤトはだいぶ大人になったかな。

☆今日のお昼ご飯
ポークピカタ
茄子の煮物
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★今日のお弁当
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by anatatoyu | 2019-07-16 15:20 | お気に入り | Comments(2)

読了 「雲上雲下」

久々の朝井まかてさんの作品。
漢字は少なめ(笑)でも字が小さい。
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深い山中にぽっかりと開いた草原で、草丈二丈(約六メートル)を超える名も無き草が思慮をこねているシーンから始まる。 

〈わしは、枯れることのできぬ草である。幾千もの葉は常世の緑を保ちながら花を咲かせず、種を吐かず、実もつけぬ。ゆえに誰も、有難がらぬ〉。
すると、どこからか尻尾のちぎれた子狐がやって来て、「草どん」と声をかけてきた。
「遊んでおくれ」
夜になってもやかましい子狐にお話をせがまれた「草どん」は、「とんと昔の、さる昔」と口にすると、なぜだか続きがスラスラと出てくる。

「草どん」はその昔 雲上では御伽衆でした。
民草の間で語られる物語を集め、神々のお召しに応じてそれを披露するのが務めでした。
でもあちこちでもてはやされ始めてからは、本分を忘れ新しい物語を集める努力を怠りました。
そして雲の切れ目に身を投じ、草原の名も無い草になったのでした。

日本各地の民話の主人公が次々と出てきます。
民話の中には人々へのいろんな教えがありました。
その民話が語り継がれなくなったら、その主人公たちは消えてゆくのです。

子供たちが眠るとき、親や祖父母に昔話をねだった時代がありました。
今の親はぐずる子供にスマホやゲーム機を与えます。
子供たちはゲームの中で平気で動物や人を殺します。

そんなことをしたら罰があたる。
お天道様が見ている。
雲上の神様は、人の心に支えられて像を結んできたのです。
「物語こそが、雲上と雲下をつなぐものであったのに」

まかてさん、恐れ入りました。



☆今日のお昼ご飯
コロッケ
胡瓜のぬか漬け
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デザートはデラウェア
幸子さんも私も好き
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★今日のお弁当
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by anatatoyu | 2019-07-11 17:00 | お気に入り | Comments(2)

読了 「オカンの嫁入り」

ようやく手元に届いた朝井まかてさんの本をさて置いて、先に読んだのがこちら。

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大阪弁の口語体で書かれた咲乃月音さんの二作目。
私にはとても読みやすいのです。


「ある晩オカンが男を拾うてきた。」
こんな出だしで始まる物語。

不幸な生い立ちのオカンと、それに輪をかけたくらい不幸な捨て男が、ある晩突然結婚することを決めた。
しかも二人ともベロンベロンに酔っ払って帰ってきた。

一人娘の月子と大家のハツ婆はびっくり。
だけど真面目な板前だった捨て男とオカンは真剣。

月子は白無垢を着たいというオカンの衣装合わせに付き合ったが、衣装合わせの途中でオカンは倒れてしまった。

救急で運ばれた病院の医師の言葉が宇宙人のように聞こえた。

ガン。マッキ。テンイ。ザンネンデスガ、ナガクテイチネン。
ゴホンニンモ、ゴゾンジデス。

わからへん一年後のことよりも、目の前の今を抱きしめたい。
月子も自分の中の一つを乗り越えて、明後日花嫁の娘になる。

*   *   *   *
咲乃月音さんの本は必ず一度大泣きしますよ。


☆今日のお昼ご飯
鰯の蒲焼
舞茸とほうれん草の卵炒め
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★今日のお弁当
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by anatatoyu | 2019-07-06 17:10 | お気に入り | Comments(8)

読了 「満月ケチャップライス」

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主人公の進也は中学生のわりに、考え方も物の言い様も大人びている。
母の咲江は離婚してから小さなスナックを経営していて、時々いろんな人を連れて帰って来る。

少し前の男とは結構続いて、もしかしたら新しい父になるかと思っていたら、実はとんでもない男だった。

でも今度の男、チキさんは今までとは少し違う。
モヒカン頭のその男は料理が上手いだけじゃなく、なんと超能力が使えるのだ。
だけどその超能力のおかげで謎の団体から狙われていることがわかった。

その超能力は幸せな時にしか出で来ない。
大切な人を守る為にしか出て来ないのだ。
暗い過去を持つチキさんだけど、進也も妹の亜由美もチキさんのことが大好きになり、チキさんと家族になりたいと思うようになった。

だけど謎の団体がチキさんにどうしても助けて欲しいと懇願する。
チキさんはほおっておけず、進也たちの前から姿を消した。

謎の団体…サリン事件で有名なあの団体。

中学生の進也が27歳になったとき、チキさんが大阪で亡くなっていたことがわかった。
チキさんの超能力ってなんだったのだろう。
彼自身は幸せじゃなかった。
でも彼が作ってくれた「満月ケチャップライス」ーあれ以上に美味しくて元気が出る食べ物は、きっと、この世に存在しない。

超能力者ってほんとにいるのだろうか。

☆今日のお昼ご飯
焼き餃子
切り干し大根
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G20対策に借りていた本三冊は、その期間に読み終えました。
この三冊を選んだ理由は柔らかいタイトルだったから。
三冊とも大阪出身の作家さんなので、他の作品も中之島図書館にありそうです。
さて、また図書館に行かなくちゃ。



by anatatoyu | 2019-07-03 13:00 | お気に入り | Comments(4)

読了 「うさぎのたまご」

予想通りのG20だったので、トントン拍子に読書が進みました。


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小学生の頃からあたしのあだ名は「オカン」だった。
たこ焼きみたいにぷくぷくの顔にいつも笑てるみたいな糸目、おまけにオカンパーマみたいな天パのあたしは見た目もオカンくさかった…

働き出したときにそのあだ名では呼ばれんようになってほっとさえしてたのに、まさかその自分が今度はオカンになりたいのになられへんで難儀するやなんて、しょもなさすぎてネタにもなれへん。

そんな書き出しで始まる昌子の口語体で綴られる不妊治療のお話です。

男友達でゲイのパンチの紹介で男前の六ちゃんと知り合い、まさかの一目惚れでゴールイン。
流産を経験したのち不妊治療を始めようと思い病院へ行くと、いきなりの体外受精を勧められた。
四十前の昌子に医師は子供が欲しいなら時間が無いと言ったのだ。

辛い痛い思いをしたが、体外受精は五度も失敗し、医師には「奇跡でも起こらん限り」と言われた。
けれど旦那の六ちゃんは
「また昌子さんにはしんどい思いさせてしまうけど、もうちょっとがんばってみませんか。
まだあきらめたくないんです。昌子さんと僕の子供。」と言った。
「昌子さんのなかで眠ってるたまご、きっと目を覚ましてくれる日が来るって僕は信じたいんです。」
さて結末は…。


☆今日のお昼ご飯
冷麺
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★今日のお弁当
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私も不妊治療をしましたが、体外受精までは試みることができませんでした。
後の祭りです。



by anatatoyu | 2019-07-01 17:00 | お気に入り | Comments(6)

UV対策マスク

関西のお笑い女子コンビが、あちこち買い物をする番組があります。
人が買い物するのを見て何が楽しいと言う人もいますが、自分があちこち行けないぶん、私には楽しいのです。

その番組の中でUV対策マスクというのが売られているのを知りました。
近年夏でもマスクをしている人が増えています。
おおかたの人はアレルギー対策ではないかと思います。
私は炎天下を自転車で走るので、日焼け対策にしたいのですが、普通のマスクで顔が暑いのです。

それにシミは気になるくせに、日焼け防止の重装備は暑くてできません。
そのマスクが欲しくで近くのドラッグストアを探しましたが、どこも置いてないのです。
でもオットがネットで見つけて購入してくれました。 
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3枚入りで300円弱です。
他の使い捨てマスクに比べたら割高ですが、書いてあるように「ムレずさわやか」なんです。
私の夏の必需品になりそうです。

と、思っていたら梅雨入りしちゃって(笑)

★日曜の夕飯
かつおたたき
エビチリ
アボカドと貝柱のお造り
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こんなマスクを早くに使っていたら、私の顔のシミももう少し少なかっただろうなあ。



by anatatoyu | 2019-06-30 23:50 | お気に入り | Comments(4)

読了 「シフォン・リボン・シフォン」

それでなくても暇な店、この週末はボウズと見込んで、図書館から本を三冊借りていました。
G20対策です。

大阪府立中之島図書館は専門書がほとんどで、大阪生まれの作家ものか、大阪が舞台の小説しかありませんが、その中から自分が読めそうなものを選んで来ました。
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地方都市によくあるシャッター商店街の本屋が店仕舞いした。
あとに入る店舗はないと思っていたら、なんとランジェリーショップができた。
店の名は「シフォン・リボン・シフォン」
オーナー店長は水橋かなえ。

その地方都市の教員一家で生まれ育ったかなえは、親の意に反して東京の大学へ進み東京で就職した。
好きだったランジェリーショップを開くため、一生懸命働いて貯金し、一人でやれる小さな店から従業員を雇うほどまで店が軌道に乗った頃、乳癌がわかった。

左胸を全摘したかなえは、自分の体も労りつつ年老いた母親の世話もできるよう田舎に帰る決心をしたのだ。
ランジェリーショップを開くときも大反対だった母親とは、ずっと確執があった。
そんな母親を決して許したわけではない。
許したわけではないが…。

どこかによく似た母娘がいるなあと、読み終えました(笑)

☆今日のお昼ご飯
鶏肉のパン粉焼き
茄子の煮物
白菜浅漬け
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★今日のお弁当
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今晩はどうかな?



by anatatoyu | 2019-06-28 13:00 | お気に入り | Comments(4)

読了 「ひどらんげあ おたくさ シーボルトに愛されて」

その図書館の片隅で私が見つけたのはこの本でした。
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あ、お滝さんのことや。
「ひどらんげあ おたくさ」はシーボルトが名付けた紫陽花の学名。
それに愛した妻の名前を入れたのです。
写真ではわかりにくいですが、この表紙の青い色はあの紫陽花の色に違いないと思いました。

「おたくさ」は「お滝さん」と言う日本妻を、シーボルトが発音すると「オタクサ」と聞こえたから。

私が今までに読んだ朝井まかてさんの著者の中で、一番印象に残っているのがこの「先生のお庭番」です。
朝井まかてさんの本は「お庭番」から見たシーボルトとその妻「お滝」のお話。
「ひどらんげあ おたくさ」に最初から最後まで登場するのは、シーボルト事件の密告者と言われる間宮林蔵です。
「お滝」も含め、シーボルトに関わる人々がシーボルト事件に巻き込まれていきます。

恥ずかしながら、この作者の高田宏治という人を知りませんでした。
東映で「鬼龍院花子の生涯」「野性の証明」など数々の有名な映画を残した脚本家で、この本は初の小説、2017年の刊行です。
脚本家らしい視点と物語の展開に引き込まれる本でした。

最後のページに書かれたこの文章も素敵。
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良い本に巡り会えました。

☆今日のお昼ご飯
半田素麺
ゴーヤのおひたし
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★今日のお弁当
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 本日は営業です。

by anatatoyu | 2019-06-08 13:00 | お気に入り | Comments(4)

図書館の本棚

私が通う大阪府立中之島図書館です。
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中のホールは一階から吹き抜けのドームになっています。
隣接する中央公会堂と合わせてレトロな建物は観光客にも人気のようです。

私が訪れるところは三階のほんの狭い空間、1間ほどの本棚が3、4個並んでいるだけ。
その中でも小説の棚は少ないのですが、何故か「朝井まかて」さんの本はバラバラに置いてあるのです。
作家名のアイウエオ順でもタイトルのアイウエオ順でもない、どういう根拠で並べてあるのか一度聞いてみたいです。

☆今日のお昼ご飯
焼きししゃも
カニカマの酢の物
茄子ぬか漬け
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★今日のお弁当
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朝から雨の大阪です。
関東甲信越は梅雨入り、あれ?関西は?



by anatatoyu | 2019-06-07 13:00 | お気に入り | Comments(2)

読書中

あっらー、私としたことが、ブログの更新も忘れて本を読みふけっておりました。

一昨日「最悪の将軍」を返却に中之島図書館に行きました。
残る朝井まかてさんの著書は三冊、ひと月前に予約は済ませましたが、順番はまだまだのよう。

中之島図書館には専門書が主で小説は少ない、関西出身の作家か大阪が舞台のものがほんの少し。
せっかく図書館に行ったのだからと、その書庫の辺りを覗いて、気になった本を二冊借りて来たのです。

その一冊目にはまっています。

☆今日のお昼ご飯
焼き餃子
スナップえんどうの卵とじ
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★今日のお弁当
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その読了ももうすぐです。
珍しくオットも読みたいと言っています。



by anatatoyu | 2019-06-06 19:15 | お気に入り | Comments(4)
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ふつうの暮らしのふつうのご飯、日々の出来事綴ります。


by ゆう
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