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ゆうさんちのご飯日記

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読了 「福袋」

この本は2013年から2016年にかけて、小説現代に掲載された八つの物語の短編集です。
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表題の「福袋」
懇ろの女と所帯を持つために女房と離縁したい佐平。
そのためには女房が里から持たされた持参金と嫁入り道具を返さなければならない。
でも持参金はとっくに使い果たした上に、不景気で商いも傾き通し。

そこに出戻った大喰らいの佐平の姉のお壱与を、大喰い会に出させて報奨金を貰おうと思い立つ。

その大喰い会の予選は蕎麦から。
蕎麦を五十八杯食べたお壱与を含む上位六名が決勝戦に挑む。
決勝戦は餅は五十、饅頭も五十、練り羊羹は十棹、松風煎餅五十枚を一刻の間に完食した者が優勝。
(考えただけで胸が焼けます)

もちろんお壱与さんが優勝しますが、お壱与さんの胃袋が福袋だったのかなあ。

悪どい算用をしているうちに、お壱与さんはさる大名家のお毒見役に抜擢されるわ、懇ろの女は他所に嫁ぐわ、ほったらかしの店は潰れるわ、気が付けば佐平は己が空袋になっていたというオチでございまする。

☆今日のお昼ご飯
焼きそば
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★今日のお弁当
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幸子さんの体も大きな袋みたいです。
あ、お袋さん?
そんな穏やかなイメージではありません(笑)

by anatatoyu | 2019-05-17 13:00 | 私のこと | Comments(2)

再び図書館へ

先日借りた本を返しに図書館に行って来ました。
今日は暑いけど風が気持ちいいし、行ける時に行っとかないと。

たぶんもう、朝井まかての本はないだろうと思いましたが、せっかくだから図書館のパソコンで蔵書検索してみたら、なんとまたありました。
行って良かった、検索してみて良かった。
これでしばらく小説に飢えずにすみます。

☆今日のお昼ご飯
カレーライス
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★今日のお弁当
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お昼ご飯のあと、私の話の聞き方が気に入らなかったらしく、幸子さんがむくれています。
私とは話ができないそうです。
「さようか、それならそれでよい。」
大奥のお局様のように、私もそう答えたいものよのう。



by anatatoyu | 2019-05-13 17:00 | 私のこと | Comments(4)

読了 「残り者」

先日、図書館で借りた本はこちら。
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中之島図書館には朝井まかてさんの本はこれしかなかったので、まさに「残り物」でした(笑)

幕末の大奥のお話です。
いよいよ江戸城を明け渡しの当日から翌朝まで、それぞれの思惑で江戸城に乗った女五人。

ドキドキ、ハラハラ!
ほんとに面白い本でした。
ああ、私も大奥に上がりたかった(笑)
どこの部署に回されたかな?
御膳所は嫌やわあ。

☆今日のお昼ご飯
ひやむぎ
キヌサヤの卵とじ
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★今日のお弁当
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大奥と言えば、昔テレビドラマがありました。
岸田今日子さんのあの独特のナレーションで
「江戸城はご存知の通り、二百六十五年間にわたる徳川家の居住にございましたが、その広大な本丸の奥に、大奥と呼ばれる一角がございました。
将軍様以外は絶対の男子禁制。
およそ一千名にも及ぶ、女だけの世界でございました。」
覚えておられますか?



by anatatoyu | 2019-05-11 13:00 | お気に入り | Comments(4)

読了 「落陽」& オマケ

さて、朝井まかてさんの作品で文庫本で出版されているものを読んで来ました。
私がわかる限りではこれが最後、11冊目です。

本の帯に「平成の天皇から新天皇へ。まさに、いま読むべき一冊。」とありますが、この作品は平成28年7月に刊行されたと後ろ書きにあるので、その頃はまだ平成天皇がご退位される話は世に出てなかったと思います。
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✴︎  ✴︎  ✴︎

明治天皇が崩御され、亡骸は天皇の御意志に添い京都の伏見桃山陵に葬ることになった。
それでは天皇のご遺徳を永遠にしのび御霊を祀る場所を東京に作ろうと、神宮造営を計画した渋沢栄一ら東京の政財界人。

ところが「神宮の森」を作るためには、スギ、ヒノキなどの針葉樹でなければならない。
東京は常緑広葉樹林帯に属し針葉樹が育ちにくいと、帝国大学の林学者 本郷高徳は反論。
しかし計画は進んで行く。

神宮造営へと人々を向かわせたその根源は、いったい何であったのか。
三流新聞の記者、瀬尾亮一は問い続ける。

それは「明治を生きた人間」たちが、東の都に下ってくれた青年への郷愁であり感謝の念ではないか。

青年が御簾越しに見たのは江戸の町の寂れようである。
この荒れ果てた地が、かつては京や大坂をしのぐ繁華を見せた町か。
旧幕兵との戦いは続いていた。

「幼冲の天子」と呼ばれた青年は数え十七歳、明治元年十月十三日、東京に入り二重橋を渡った。
江戸城は皇城と改称され、東京の皇居と定められた。

天皇の徳を懐ひ
天皇の恩を憶ひ(夏目漱石の奉悼の言葉)

【明治神宮の森】
創建は大正九年
祭神は明治天皇とその后、昭憲皇太后。
現在は面積約七十万平方メートル、樹木は二百三十四種 三万七千本
そのほとんどが全国からの献木による。

(本文、解説より抜粋させていただきました。)

✴︎  ✴︎  ✴︎

早くに読み終えていましたが、なかなかブログに書けませんでした。
難しい内容でしたが、折も折、天皇というお立場をほんの少しわかったような気がします。

朝井まかてさんの文庫本が無くなったので、これより先は図書館に行かなくてはいけません。
図書館なんて半世紀ほど行ってない(笑)
連休明けですねえ。

★オマケ
店の厨房の隅っこにある「朝井まかて文庫」
一冊「恋歌」はお貸ししましたが、これは返って来ないでしょう(笑)
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昨日、新聞社の前で貰った号外
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☆昨日のお昼ご飯
焼き飯
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★昨日のお弁当
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☆今日のお昼ご飯
鰤の照り焼き
切り干し大根
胡瓜のぬか漬け
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★今日のお弁当
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明日からは四連休です。



by anatatoyu | 2019-05-02 13:00 | お気に入り | Comments(0)

読了 「ぬけまいる」

「抜け参り」とは、親や主人に無断で家を抜け出し伊勢神宮に参拝すること。
帰ってからも叱責されなかった。
江戸時代に流行した。
お蔭参りとも言う。(ウィキペディアより)
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なんと、昨年の秋から冬ににかけて、NHKの土曜時代ドラマで放送されていたのですね。
私は知りませんでしたが、ご覧になった方もいらっしゃるでしょうね。

実は朝井まかてさんの本を読み始めてから、この本の存在は早いうちに書店で確認していましたが、本の帯にテレビ放映と書いてあったのを見て、購入自体を後回しにしたのです。
そこにはドラマの中でのキャストの顔写真もありましたが、敢えてそれも見ずにおりました。

だって、誰の役をどの女優さんが演じるとわかるとそのイメージで読んでしまうじゃないですか。
それが嫌なんですよ。
私は私が作るイメージで本を読みたいのです。


江戸は馬喰町の「猪鹿蝶」と呼ばれた三人娘。
気がつけば三人娘も三十路前、それぞれに事情と鬱屈を抱えていました。
ああ、もう、仕事も家庭も嫌っ!と、三人娘は突如「抜け参り」に出掛けます。

その道中で知り合う人々、遭遇する出来事、その楽しいやらドキドキするやら。

☆今日のお昼ご飯
午前中に幸子さんの歯医者と整形外科に言って来ました。
お昼は今年初の冷たい麺、ひやむぎ。 
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★今日のお弁当
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一人でぷらっと旅に出るなんて夢のまた夢。
私も抜け参りしたい!!
お伊勢さんじゃなくて、沖縄に(笑)


by anatatoyu | 2019-04-23 13:00 | お気に入り | Comments(2)

読了 「先生のお庭番」

「先生」とは長崎の出島のオランダ商館医であったシーボルトのこと。
そのシーボルトが出島に薬草園を作るために雇った植木職人の熊吉が「お庭番」となる。
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シーボルトの奥方様は丸山遊郭の遊女であったお滝。
二人の間に生まれた女の子「いね」は、のちの「オランダおいね」。

シーボルトを慕って日本中から集まった門人が多数処刑されたシーボルト事件は、シーボルトがオランダに帰国するときに当時は禁制であった日本地図の写しを持ち出しだそうとしたことに端を発した。

誇りと自尊心の強いシーボルトが日本に来た本当の目的は何だったか。
それが何であろうが、熊吉は先生を信じて先生に尽くす。

いいえ、そんなことじゃなくて、シーボルトさんはほんとにお滝さんやおいねちゃんを愛していたの?
そこんところが気になる私。

読書後の感想。
もっと読んでいたい!でした。

☆今日のお昼ご飯
焼きそば
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★今日のお弁当
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午前中は幸子さんの整形外科。
帰りに、新しくできたマンション群の公園を見ながら散歩。

たくさんの木々と小さな花たち。
なんと滝までありました。
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「ああ、癒されるわあ。」と幸子さん。
それは良かった。。
家では癒されてないんかいっと独り言。



by anatatoyu | 2019-04-16 13:00 | お気に入り | Comments(2)

読了 「藪医 ふらここ堂」

「ふらここ」って何だと思います?
「ぶらんこ」のことですって。
これは庭にふらここのある小児医と、近所に住む賑やかな人達のお話です。
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朝寝坊はする患者は待たす、面倒になると逃げ出す、おまけにいつもボサボサ頭で小汚い格好の小児医、天野三哲の渾名は「薮のふらここ堂」
しっかり者の一人娘「おゆん」が三哲に振り回されながらも診療を手伝います。

ところがこの先生、実は凄腕のお医者だったようで。
「おゆん」ちゃんの可愛らしい恋話も折り込んで、物語は軽快に進みます。

この天野三哲のモデルがいたそうです。
江戸の中期、九代将軍家茂の時、西之丸奥医師だった篠崎三徹という人。(本誌解説より)

近所の取上婆、お亀婆さんの言葉。
「人はこうしてさ、ふらここみたいに揺れながら生きている。正と邪の間をね、行ったり来たりしてるのさ。」

「ふらここ」は小児医に来た子供たちのただの遊具ではなかったのですね。
まかてさん、お得意の引っ掛けでした。

☆今日のお昼ご飯
昨日作れなかった焼飯
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★今日のお弁当
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私達の帰宅は日付けが変わる時刻です。
帰り道は大阪一の繁華街「北新地」を通ります。
自転車なのでキョロキョロしては危ないですが、夜のネオンに浮かぶ桜も怪しげで綺麗です。
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大阪造幣局の桜の通り抜けも始まりましたが、帰り道に咲く桜もまだまだ健在。
今年は長く見られて嬉しいですが、今日の雨で散るのかな。



by anatatoyu | 2019-04-10 13:00 | お気に入り | Comments(4)

北斎とお栄 最終回 そして読了「眩」

私がテレビで葛飾応為のドラマを観たとき、その原作者を知りませんでした。

このブログを読んでくださる方はご存知のように、最近私は「朝井まかて」に嵌っています。
最初はマスターの後輩女子が持って来たこの本からでした。

朝井まかてさんの他の作品も読みたいと調べると、葛飾応為のことを書いた本があることを知り買いました。
表紙を見たらすぐにわかります。
「吉原格子先図」です。
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私がこの目で観た「三曲合奏図」のことや、観たいと思っている「夜桜美人図」や「吉原格子先図」を書いた時のこと、それから北斎と小布施に行ったことなどが書かれてあり、大変興味深く読みました。

それから思い出したのです。
そう言えば、少し前にテレビで応為のドラマを観たな…と、あの宮崎あおい主演のもの。
検索すると、なんと本と同じ題名の「眩」(くらら)で、ドラマの原作者は朝井まかてさんだとわかったのです。
何故すぐにピンとこないのでしょう。
私の頭も、だいぶポンコツになったようです。

☆今日のお昼ご飯
きんぴらごぼう
きのこと布海苔の卵とじ
おくら
あさりの味噌汁
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★今日のお弁当
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葛飾北斎や応為に限らず、後世まで名を残した人に惹かれる人は多いでしょう。
それをミーハーと言われれば、私もその一人かも知れません。

惹かれる理由も人それぞれでしょうけれど、数年の時を置いてまた北斎やお栄と再び出会えることができたのも何かのご縁。
朝井まかてさんのおかげで、自分には不向きと思っていた時代小説も面白くなったし、これからも「北斎とお栄」に積極的に近づいてみようと思うのです。
残り少ない人生ですから。

お付き合いありがとうございました。



by anatatoyu | 2019-04-05 13:00 | お気に入り | Comments(2)

北斎とお栄 その2 「百日紅」

小布施は長野県上高井郡にあります。 
小布施の高井鴻山という人は地名にも残る豪商でありましたが、葛飾北斎の弟子でありパトロンでもありました。


小布施の高井鴻山記念館には北斎のアトリエも残っています。
八十を越えてから江戸と小布施を何度も往復した北斎、小布施はよほど良いところだったのでしょう。

私が小布施から帰った後に、テレビの番組で北斎の娘「お栄」の存在を知りました。
確か「おんな北斎」というドキュメンタリーで。
北斎が残したたくさんの作品の中に、実はお栄が描いた物があると言われています。

そうなるとお栄さんの作品が観たくなりますね。

☆今日のお昼ご飯
カレイの煮付け
焼き米ナス
かぶらの浅漬け
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★今日のお弁当
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その頃、この本の存在も知りました。
杉浦日向子さんの「百日紅」
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お栄と北斎の暮らしを表した漫画です。
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残念ながら作者の杉浦日向子さんは若くして亡くなられましたが、江戸文化に精通した彼女の他の作品を、いつか読んでみたいと思っています。


開国した日本からたくさんの浮世絵が外国に出て行きました。
浮世絵に影響を受けたヨーロッパの画家達も多いそうです。
パリの美術館やモネの家でも浮世絵に出会あうことができます。

その浮世絵達も時々日本に里帰りしてきます。
私が是非観たかったお栄の絵が観られる機会があったのです。

つづく

by anatatoyu | 2019-04-03 13:00 | お気に入り | Comments(0)

読了「花競べ」「ちゃんちゃら」

朝井まかてさんの本が面白すぎて、読むのがやめられません(笑)

「花競べ」
こちらはデビュー作です。
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読んだ直後
「あー、面白かった!」と思わず口にしたほど。
「花競べ」とは江戸の花師の腕を競う大会のこと。

そして
「ちゃんちゃら」
こちらは二作目。
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表紙の装丁や題名に誤魔化される訳ではありませんが、あまり期待して読み始めませんでした。
ところがどっこい!
「めちゃくちゃ面白い!」
そしてその後も何度か
「あ〜、面白かったなあ。」と呟いたほどです。
こちらは江戸の庭師のお話。
最後に大どんでん返しが起こり、泣いたり笑ったり。

二作続けて花や木の話を読んだもので、それらにすっかり詳しくなったような勘違いをしそうです(笑)

まかてさんは人の感情を文章に現すのがお上手です。
そして目の前に江戸の風景が広がります。
まだまだ、朝井まかて熱は治りそうにありません。



by anatatoyu | 2019-03-30 07:30 | お気に入り | Comments(4)
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ふつうの暮らしのふつうのご飯、日々の出来事綴ります。


by ゆう
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